python

しょっちゅう忘れることを書いておく。

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Pythonでプロジェクトごとに異なる環境を作成する方法として、仮想環境を利用することが一般的です。ここでは、仮想環境を作成し、サンプルコードを実行するまでの流れを解説します。

1. プロジェクトディレクトリの作成

まず、仮想環境とサンプルコードを配置するためのディレクトリを作成します。

mkdir my_project
cd my_project

この my_project フォルダに、仮想環境やコードを配置します。

2. 仮想環境の作成

次に、Python 3.10を使用して仮想環境を作成します。

python3.10 -m venv myenv

これにより、myenv という仮想環境が my_project ディレクトリ内に作成されます。

3. 仮想環境の有効化

仮想環境を有効化することで、その環境内でパッケージのインストールやコードの実行が行えるようになります。

source myenv/bin/activate

有効化すると、ターミナルのプロンプトが (myenv) のように変わり、仮想環境がアクティブな状態であることが分かります。

4. サンプルコードの作成

次に、サンプルコードを作成します。この例では、requests ライブラリを使用してウェブページの内容を取得する簡単なスクリプトを作成します。

まず、main.py というファイルを作成します。

touch main.py

ファイルを開き、以下のコードを記述してください。

# main.py
import requests

def fetch_website_content(url):
    response = requests.get(url)
    return response.text

if __name__ == "__main__":
    url = "https://www.example.com"
    content = fetch_website_content(url)
    print("Website content:", content[:200])  # 最初の200文字を表示

このコードは、指定したURL(この場合は "https://www.example.com")の内容を取得し、最初の200文字を表示します。

5. パッケージのインストール

作成したコードを実行するために、requests パッケージをインストールします。

pip install requests

これで仮想環境内に requests ライブラリがインストールされました。

6. サンプルコードの実行

仮想環境が有効な状態で、以下のコマンドを実行してサンプルコードを動かします。

python main.py

正常に動作すると、指定したウェブサイトの内容の一部が表示されます。

7. 仮想環境の無効化

作業が完了したら、仮想環境を無効化します。

deactivate

仮想環境が無効化され、元のシステム環境に戻ります。

まとめ

この記事では、仮想環境の作成方法からサンプルコードの実行方法までを説明しました。仮想環境を活用することで、他のプロジェクトやシステムに影響を与えず、安心して開発を進めることができます。

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