pythonで非同期処理

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コルーチンとタスク

この章では、コルーチンとタスクを利用する高レベルのasyncioのAPIの概略について解説する。

コルーチン

aync/await構文で定義されたコルーチンは、asyncioを使うアプリケーションを書く方法として好ましい。
例えば、次のhelloと表示されるコードは1秒待ってからworldを表示する。

# coding: UTF-8
import asyncio


async def main():
    print("hello")
    await asyncio.sleep(1)
    print("world")


asyncio.run(main())

単にコルーチンを呼び出しただけでは、コルーチンの実行スケジュールは予約されない。
実際にコルーチンを実行するために、asyncioは3つの機構を提供している。

• 最上位のエントリーポイントであるmain関数を実行するasyncio.run()関数
• コルーチンをawaitする。次のコードは1秒大輝した後にhelloを出力し、さらに2秒間待機してからworldと出力する。

# coding: UTF-8
import asyncio
import time


async def say_after(delay, what):
    print(what+" start")
    await asyncio.sleep(delay)
    print(what + " end")


async def main():
    task1 = asyncio.create_task(
        say_after(1, 'hello')
    )

    task2 = asyncio.create_task(
        say_after(2, "world")
    )

    print(f"started at {time.strftime('%X')}")
    await task1
    await task2
    print(f"finished at {time.strftime('%X')}")

if __name__ == '__main__':
    asyncio.run(main())

awaitすると、task1とtask2が同時にキックされる。

• asyncioのタスクとしてコルーチンを平行して実行するasyncio.create_task関数。