二章 URI

Tweet

URIの設計

本章では、よいURIとは何なのか？についてを記す。

よいURIとは？

よいURIとは、「シンプルなURI」であること。
よいURI(クールURI)とは、「URIは変わらないべき。変わらないURIがよい」。
※ 昔はURIが変わることがしょっちゅうあったみたい。

URIを変わりにくくするには？

プログラミング言語に依存させない

プログラミング言語に依存したURIを設計すると、変更することが増える。
(例)http://aaa/bbb-bin/test.js

メソッド名やセッションIDを含めない

上記よりも、こちらの方が、依存しやすくなるみたい。
メソッド名を使用してはいけない理由は、「リファクタリング」でメソッド名を変更したときに、URIが変更になってしまうから。
(例：メソッド名)http://aaa/bbb?action=search

セッションIDを使用してはいけない理由は、ログインのたびに変更するため。
(例：セッションid)http://aaa/bbb?sessionid=12345

URIはリソースを表現する「名詞」にする

URIとHTTPメソッドは「名詞」と「動詞」の関係にある。
(例)http://aaa/profile/1234

一回まとめ

1. プログラミング言語に依存させない
2. URIにメソッド名を使用しない
3. セッションIDを含めない
4. リソースを表現する名詞であること。

※シンプルな方が、もっと良い！！

URIのユーザビリティ

よいURIとは「シンプルなURI」であるとも定義している。
「シンプルなURI」のメリットは、ユーザビリティが向上する。
(例：複雑版)http://aaa.jp/react/LoginReact
(例：シンプル版)http://aaa.jp/login

※ 複雑版だと、大文字小文字があったり、実装依存(react)があったりややこしい。

URIを変更するとき

URIを変更するときは、「リダイレクト」をすること。
「リダイレクト」とは、古いURIを新しURIに転送するHTTPの仕組み。

URIの設計テクニック

拡張子で表現を指定する。

(例：日本語)http://sample/press.ja
(例：英語)http://sample/press.en
割と使ているHPは多いみたい。

マトリクスURI

基本は「/」で階層を表現できる。
複数のパラメータの組み合わせで表現する場合は、マトリクスURIを使用する。
(例)http://sample/lat=35.7;lng=139
※「;」で区切ることで表現できる。パラメータの順番に意味がないときはこちら。
※「,」で区切ることもできる。「,」で区切る場合は、パラメータの順番に意味があるとき。

URIの不透明性

(例：日本語)http://sample/press.ja
(例：英語)http://sample/press.en
(例：フランス語))http://sample/press.fr

上記の時、「フランス語」のリソースが本当にあるのか不明。
このようにリソースを推測できないことを、「URIはクライアントにとって、不透明」である。

URIを強く意識する。

• URIはリソースの名前である。
• URIは寿命が長い
• URIはブラウザかアドレスランに表示する。