NEMをテクニカル分析してみる

暗号資産NEMをテクニカル分析したいのだけど、全然わからないので調べたことを書いていきます。

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概要

よく雲って言われている一目均衡表。さっぱりわからないので調べた。
下図はcoincheckで2020/08/11 23:39時点のNEMの相場を雲表示させたもの。

一目均衡表は、5つの線からなる。

基準線

coincheckでは、BaseLineが該当する。
過去26日間の最高値と最安値の中心値を結んだ線で、中期的な相場の方向性を示す。
画像左上にIchimoku(9, 26, 52, 26)とあるので、coincheckも26日と思ってよいと思う。

転換線

coincheckでは、ConversionLineが該当する。
過去9日間の最高値と最安値の中心値を結んだ線で、短期的な相場の方向性を示す。
画像左上にIchimoku(9, 26, 52, 26)とあるので、coincheckも9日と思ってよいと思う。

先行スパン1

coincheckでは、lead1が該当する。
基準線と転換線の中心を、26日先に先行させて記入する。
基準線は過去26日間の中心、転換線は過去9日間の中心で、先行スパン1はそれぞれの中心となる。
画像左上にIchimoku(9, 26, 52, 26)とあるので、coincheckも26日と思ってよいと思う。

先行スパン2

coincheckではLead2が該当する。
過去52日間の最高値と最安値の中心を、26日先に先行させて記入する。
画像左上にIchimoku(9, 26, 52, 26)とあるので、coincheckも52日と思ってよいと思う。

遅行スパン

coincheckではlagging Spanが該当する。
当日の終値を26日前に記入する。
「前日比」は当日の価格と前日の価格を比較したものだが、「遅行線」は当日の価格と26日前の価格を比較していることになる。
画像左上にIchimoku(9, 26, 52, 26)とあるので、coincheckも26日と思ってよいと思う。

実際にやってみた

5つの基準線があるのはわかったが、言葉だけだと今一つピンとこないので、実際にやって見た。

基準線を求めてみる

8月10日を基準に、基準線を求めてみる。

基準線とは過去26日間の最高値と最安値の中心値を結んだ線とのことなので、
8月10日から26日前の7月15日の範囲を調べてみた。
7月15日から8月10日までの間で、最高値は2020年8月8日の7.0162円(下図)。

最安値は2020年7月16日の4.6120円(下図)。

7.0162円と4.6120円の中心、つまり、(7.0162+4.6120)/2=5.8141が8月10日に打たれる基準線の点となるはず。
実際に確認すると、5.1841になっている!!

あとは、8月9日、8月8日と遡って同じ計算をしていき、求めた点をつなげば基準線が完成する。

転換線を書いてみる

転換線は、過去9日間の最高値と最安値の中心値を結んだ線なので、言葉通りに計算してみる。
8月10日から9日前は8月1日なので、8月1日~8月10日までの間で最高値は2020年8月8日の7.0162円(下図)。

最安値は8月2日の5.0504円である(下図)。

これをまた平均するので(7.0162+5.0504)/2=6.0333となる。
実際に確認しても、6.0333になっている(下図)。

あとは、8月9日、8月8日と遡って同じ計算をしていき、求めた点をつなげば転換線が完成する。

先行スパン1を書いてみる

基準線と転換線の中心を、26日先に先行させて記入する。
ということは、8月10日の先行スパン1の値は、26日前の7月15日時点の基準線の点と転換線の点の平均値が該当することになる。
7月15日時点の基準線と転換線の点は4.9429と4.7818である(下図)。

平均は
(4.9429+4.7818)/2=4.86235
となり、8月10日の先行スパン1を確認すると、4.8624となっており、四捨五入すればあっている。

先行スパン2を書いてみる

過去52日間の最高値と最安値の中心を、26日先に先行させて記入する。
ということは、8月10日の先行スパン2は、26日前の7月15日時点から52日前の5月24日までの間の最高値と最安値の平均値となる。

7月15日から52日前の5月24日までの間の最高値と最安値は
最高値:7月9日の5.3210(下図)、

最安値は5月25日の4.1184(下図)。

平均は(5.3210+4.1184)/2=4.7197
となる。
8月10日の先行スパン2を確認すると、4.7197となっており、あっている。

遅行スパンを書いてみる

当日の終値を26日前に記入する。
8月10日の終値が、26日前の7月15日に書かれていることを確認する。
8月10日の終値は6.7160円である(下図)。

7月15日時点の遅行スパンの値を確認すると、6.7160になっている(下図)。

計算方法のまとめ

一目均衡表の計算方法がわかったので、計算方法についてまとめる。

基準線

過去26日間の最高値と最安値の中心値を結んだ線である。
基準線のイメージを下図に記す。

計算したい日(8月10日)の基準は、26日前からのデータのうち、最高値と最安値の平均値である。

転換線

転換線は、過去9日間の最高値と最安値の中心値を結んだ線である。
転換線のイメージを下図に記す。

基準線とやることは同じだが、計算する区間が9日と短い。

先行スパン1

基準線と転換線の中心を、26日先に先行させて記入するのが先行スパン1である。
イメージを下図に記す。

やっていることは、基準線と同じだが、それを26日前の区間で行っている点である。

先行スパン2

過去52日間の最高値と最安値の中心を、26日先に先行させて記入するのが先行スパン2である。
先行スパン1の区間を倍の52日にする以外はやっていることは同じである。

遅行スパン

当日の終値を26日前に記入する。

この計算方法でグラフを作成すると、何が考えられるのかを次ページに記載する。

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