はじめに

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背景

プログラミング初学者は、プログラムの書き方を学んだ後、次の問題に直面します。

• 何を作ればいいか分からない：新しいプログラムを作りたいと思うものの、既存と同じものを作るのは無駄だと感じてしまう。
  かといって新しいアイデアが思い浮かばず、何を作ればいいか分からなくなる。

• 途中で挫折する：新しいアイデアが出たとしても、その実現方法が明確でなく、プログラムに落とし込むことが難しい。

初学者が次に学ぶべきことは、設計書を見てシステムを作るという基本的な工程です。
設計書は「何を作るか」を明確にされていますので、初学者は、設計書を見てシステム化するスキルを身につけることが次のステップです。
しかし、そのようなガイドが少ないため、本書を執筆しました。

目的

本書の目的は、プログラミング初学者が設計書を見てシステムを作れるようになることです。
本書では、簡易版ブログサイトを作って見ることにします。
ブログサイトはイメージしやすいですが、設計書なしには作るのが難しい規模です。

本書は、車輪の再発明のような内容です。
しかし、「プログラムはコピーできても、作る経験はコピーできない」という体験をしていただくことが目的です。