アルカナ古書堂

この街の片隅に、ひっそりと佇む小さな古書店がありました。その店の名前は「アルカナ古書堂」。その名の通り、ここに並ぶ本には何か神秘的で、不思議な力が宿っているという噂が街中で囁かれていました。しかし、その場所を知っているのは限られた人々だけ。まるで店自体が訪れる人を選んでいるかのようです。

店の外観は古びていて、周囲のビルや現代的な建物とは異質な佇まいを見せていました。木製の看板には「アルカナ古書堂」とカタカナで記されており、扉の向こうには、どこか異次元のような静けさが漂っているのです。

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この街の片隅に、ひっそりと佇む小さな古書店がありました。その店の名前は「アルカナ古書堂」。その名の通り、ここに並ぶ本には何か神秘的で、不思議な力が宿っているという噂が街中で囁かれていました。しかし、その場所を知っているのは限られた人々だけ。まるで店自体が訪れる人を選んでいるかのようです。

店の外観は古びていて、周囲のビルや現代的な建物とは異質な佇まいを見せていました。木製の看板には「アルカナ古書堂」とカタカナで記されており、扉の向こうには、どこか異次元のような静けさが漂っているのです。

店主、栞

この不思議な古書堂を切り盛りしているのは、20代後半に見える女性、。長い黒髪を後ろで束ね、シンプルながら洗練されたワンピースを着こなす彼女は、静かで落ち着いた雰囲気を纏っています。栞の知識は広く深く、どの本についても的確な情報を持ち、その言葉には不思議な力が宿っているかのようです。

彼女は普段、本を手にしながら読書を楽しんでおり、店内に客が来るたびにその人にふさわしい本を「選ぶ」ことを得意としていました。彼女の穏やかな微笑みと柔らかな声は、訪れる人の心を落ち着かせる一方で、どこかその心の奥底を見透かしているような感覚を与えるのです。

忘れられない過去

真央は、出版社で編集者として働く20代後半の女性です。キャリアは順調で、周囲からも仕事に信頼を置かれ、確実にステップアップしていました。しかし、その胸には一つだけ拭えない「後悔」がありました――それは、数年前に別れた恋人、佑介とのことです。

大学時代、佑介とは深い関係にありましたが、些細な喧嘩がきっかけで二人は決別しました。お互いに意地を張り合ってしまい、最後まで謝ることができなかったことが、今でも真央の心に残っているのです。「もしあの時、素直に謝っていれば……」という後悔が、ずっと彼女を苦しめていました。

その後、佑介と別れた傷を埋めるように、真央はがむしゃらに働きました。仕事に打ち込むことで、失った愛や過去の痛みから目を背けたかったのです。朝早くから夜遅くまで働き続け、時間をすべて仕事に捧げることで、自分を奮い立たせました。その結果、真央は仕事で成果を上げ、今ではそれなりに充実した生活を送っています。

けれども、どんなに仕事で成功を収めても、心の中に佑介との別れに対する後悔が消えることはありませんでした。「もし、あの時違う選択をしていたら……?」そう思うたび、真央の胸は重くなります。

アルカナ古書堂との出会い

ある日、仕事帰りに真央はふと見慣れない路地に迷い込みました。疲れた体と心を癒すように、静かな場所を求めて歩いていた時、突然目に入ったのは、「アルカナ古書堂」の古びた木製の扉でした。

「こんなところに、こんな店が……?」

不思議な魅力に引き寄せられるように、真央はその扉を押しました。扉の向こうに広がるのは、古い紙の香りと、どこか異次元のような静寂。無数の古書が並ぶ店内は、外界の騒がしさとは無縁の静けさに包まれていました。

「いらっしゃいませ」

穏やかで落ち着いた声が耳に届き、真央が振り向くと、そこには黒髪を束ねた女性がカウンターに座っていました。彼女が、アルカナ古書堂の店主、栞です。栞は知的な眼差しで真央を見つめ、微笑みました。

「どうぞ、ご自由にご覧ください。あなたに必要な一冊が見つかるはずです」

その言葉に促されるように、真央は店内を歩き回り、ふと手に取った一冊の本に目が留まりました。それは古びた革装の本で、表紙には「月影の記憶」という金の文字が刻まれています。

「月影の記憶」の秘密

真央は、その不思議なタイトルに惹かれ、そっと表紙を撫でました。古い本特有の重みが手に伝わり、その奥から何かを感じ取るかのような感覚に陥りました。カウンターに戻り、栞にその本を差し出しました。

「この本、どんな内容なんですか?」

栞は一瞬だけ微笑んで、本を開きました。

『月影の記憶』――一度失ったものを、もう一度だけ取り戻すことができる本です。過去をやり直し、もう一度やり直すチャンスが与えられます。ただし……」

栞は、少し声を落として続けます。

「その代わりに、今あなたが最も大切にしているものを一つ差し出さなければなりません。それがどれほど大切なものであっても」

真央は驚きつつも、心の中に強く惹かれる感覚を覚えました。もし、あの時佑介との別れを避けることができていたら――もし、自分が素直に謝っていたら、二人の未来はどうなっていただろうか?その思いが胸の中で膨らみます。

「あなたが望むなら、この本はあなたにその力を与えるでしょう。ただし、代償を理解した上で、選ぶのはあなた次第です」

栞の言葉が真央の胸に響きました。真央は迷いながらも、その本を手に取り、購入することにしました。

過去への旅

真央が「月影の記憶」を手にした晩、疲れ切った体をベッドに横たえながら、彼女は本を開きました。古い本の中から漂う紙の香りに包まれながら、薄いページをめくると、そこには一枚の紙片が挟まっていました。その紙には、静かな文字でこう書かれていました。

「過去を取り戻すには、今あなたが持っている最も大切なものを差し出さなければならない。」

その言葉を見つめながら、真央は心の中で葛藤が生まれていました。過去を取り戻せる――それは、佑介と再び話し、彼との関係を修復できるということを意味します。しかし、彼女はその代償が何であるかを完全に理解できていないままでした。

「もし、もう一度あの日に戻れるなら……」

彼女は心の中で願いました。真央にとって、佑介との別れは自分の人生に大きな影を落とし続けていました。心の中ではずっと、謝ることができなかった後悔がこびりついて離れませんでした。彼と再び向き合って、素直に謝ることができれば、自分の人生はもっと違うものになっていたのではないか――その思いが胸の奥で強くうずいていました。

「もう一度だけ……」

真央が心の中でそう強く願った瞬間、ふと部屋の空気が変わったような感覚に包まれました。周囲がぼんやりと揺らぎ、壁にかけた時計の音が遠ざかっていくような不思議な感覚が彼女を包み込みました。

そして、気づいたときには――彼女は大学時代の駅前に立っていました。

目の前には、まさに佑介が駅のベンチに座っていました。最後に言い争ったあの日、真央が言い過ぎてしまい、二人が決別した瞬間に戻ってきていたのです。彼の姿は記憶の中と同じ、少し疲れた表情を浮かべて、携帯電話を握りしめています。真央は一瞬、現実とは思えないような感覚に襲われましたが、すぐに心の中で何をすべきかを理解しました。

「ここで謝れば、やり直せる――」

真央の心は激しく揺れ動きました。これまでの自分なら、意地を張ってそのまま彼の元を去っていただろう。けれど今の自分なら、ちゃんと話し合い、素直に謝ることができるはずだ。彼との未来を取り戻せるかもしれないという思いが、真央の胸を満たしていきます。

彼女はベンチに近づき、震える心を抑えながら、そっと口を開きました。

「佑介……ごめん、あの時は私が悪かった」

言葉を紡ぐと同時に、胸の中で何かが解放されるような感覚がありました。長い間言えなかった言葉が、やっと口からこぼれ落ちた瞬間です。佑介は驚いたように真央を見つめ、そして静かに微笑みました。

「俺も、あの時はもう終わりだと思ってた。でも、やっぱり話すべきだったな……」

彼の声には、少し安堵したような響きがありました。二人はそこでしばらく言葉を交わし、和解したかのように感じました。時間が止まっていたかのような過去が、再び動き始めた――真央はそんな感覚を覚えました。

彼と一緒にいる未来が再び動き出す。その期待と喜びが、真央の胸に広がります。けれども、同時に心のどこかで、不安な影が静かにざわめき始めました。それは、彼女が何か大切なものを失った感覚――ぼんやりとした喪失感が、彼女の意識の底に広がり始めたのです。

失われた現在

真央が現実に戻ったのは、夜遅くのことでした。彼女は過去に戻り、佑介との別れを修復した喜びと共に、自宅へと帰り着きました。心の中にわずかに残る不安を抱えながらも、「過去を取り戻した」という満足感がそれを上回っていました。

しかし――翌朝、真央はその違和感に気付きました。

いつも通り目覚ましに起こされ、朝の準備を整えて仕事に向かうはずでした。しかし、スマートフォンを手に取って会社のメールをチェックしようとした瞬間、目にしたのは見慣れない光景でした。メールボックスには、仕事に関する連絡が一切来ていなかったのです。通常なら、クライアントや上司からのメッセージが溢れているはずでしたが、今日は何もない。

「どういうこと……?」

不安を感じた真央は、会社へと向かいました。しかし、会社に到着するとさらなる異変が彼女を襲いました。同僚たちが彼女のことをまるで初めて見るかのように驚きの表情を浮かべ、声を掛けてくる人もいません。受付に向かい、名前を告げると、受付係の女性は困惑した表情でパソコンを確認し、首をかしげました。

「すみませんが、真央さんという方がこちらで働かれているという記録はありませんが……」

その言葉が彼女の胸に突き刺さりました。彼女がこれまで積み上げてきたものが、すべて無かったかのように消え去っていたのです。

真央は急いでオフィスの上司に連絡を取ろうとしましたが、メールも電話も繋がりません。自分の存在が、まるで会社から完全に抹消されたかのように――それはただの不安ではなく、現実のものだったのです。

仕事を失い、築いてきたキャリアも消えてしまった。あれだけがむしゃらに努力して手に入れた人脈や成功、すべてが無かったことになっている――。

真央の心は混乱と絶望に満たされました。佑介との未来を取り戻した代わりに、彼女は「今」を完全に失ってしまったのです。

過去への旅
真央が「月影の記憶」を手にした晩、疲れ切った体をベッドに横たえながら、彼女は本を開きました。古い本の中から漂う紙の香りに包まれながら、薄いページをめくると、そこには一枚の紙片が挟まっていました。その紙には、静かな文字でこう書かれていました。

「過去を取り戻すには、今あなたが持っている最も大切なものを差し出さなければならない。」

その言葉を見つめながら、真央は心の中で葛藤が生まれていました。過去を取り戻せる――それは、佑介と再び話し、彼との関係を修復できるということを意味します。しかし、彼女はその代償が何であるかを完全に理解できていないままでした。

「もし、もう一度あの日に戻れるなら……」

彼女は心の中で願いました。真央にとって、佑介との別れは自分の人生に大きな影を落とし続けていました。心の中ではずっと、謝ることができなかった後悔がこびりついて離れませんでした。彼と再び向き合って、素直に謝ることができれば、自分の人生はもっと違うものになっていたのではないか――その思いが胸の奥で強くうずいていました。

「もう一度だけ……」

真央が心の中でそう強く願った瞬間、ふと部屋の空気が変わったような感覚に包まれました。周囲がぼんやりと揺らぎ、壁にかけた時計の音が遠ざかっていくような不思議な感覚が彼女を包み込みました。

そして、気づいたときには――彼女は大学時代の駅前に立っていました。

目の前には、まさに佑介が駅のベンチに座っていました。最後に言い争ったあの日、真央が言い過ぎてしまい、二人が決別した瞬間に戻ってきていたのです。彼の姿は記憶の中と同じ、少し疲れた表情を浮かべて、携帯電話を握りしめています。真央は一瞬、現実とは思えないような感覚に襲われましたが、すぐに心の中で何をすべきかを理解しました。

「ここで謝れば、やり直せる――」

真央の心は激しく揺れ動きました。これまでの自分なら、意地を張ってそのまま彼の元を去っていただろう。けれど今の自分なら、ちゃんと話し合い、素直に謝ることができるはずだ。彼との未来を取り戻せるかもしれないという思いが、真央の胸を満たしていきます。

彼女はベンチに近づき、震える心を抑えながら、そっと口を開きました。

「佑介……ごめん、あの時は私が悪かった」

言葉を紡ぐと同時に、胸の中で何かが解放されるような感覚がありました。長い間言えなかった言葉が、やっと口からこぼれ落ちた瞬間です。佑介は驚いたように真央を見つめ、そして静かに微笑みました。

「俺も、あの時はもう終わりだと思ってた。でも、やっぱり話すべきだったな……」

彼の声には、少し安堵したような響きがありました。二人はそこでしばらく言葉を交わし、和解したかのように感じました。時間が止まっていたかのような過去が、再び動き始めた――真央はそんな感覚を覚えました。

彼と一緒にいる未来が再び動き出す。その期待と喜びが、真央の胸に広がります。けれども、同時に心のどこかで、不安な影が静かにざわめき始めました。それは、彼女が何か大切なものを失った感覚――ぼんやりとした喪失感が、彼女の意識の底に広がり始めたのです。

失われた現在
真央が現実に戻ったのは、夜遅くのことでした。彼女は過去に戻り、佑介との別れを修復した喜びと共に、自宅へと帰り着きました。心の中にわずかに残る不安を抱えながらも、「過去を取り戻した」という満足感がそれを上回っていました。

しかし――翌朝、真央はその違和感に気付きました。

いつも通り目覚ましに起こされ、朝の準備を整えて仕事に向かうはずでした。しかし、スマートフォンを手に取って会社のメールをチェックしようとした瞬間、目にしたのは見慣れない光景でした。メールボックスには、仕事に関する連絡が一切来ていなかったのです。通常なら、クライアントや上司からのメッセージが溢れているはずでしたが、今日は何もない。

「どういうこと……?」

不安を感じた真央は、会社へと向かいました。しかし、会社に到着するとさらなる異変が彼女を襲いました。同僚たちが彼女のことをまるで初めて見るかのように驚きの表情を浮かべ、声を掛けてくる人もいません。受付に向かい、名前を告げると、受付係の女性は困惑した表情でパソコンを確認し、首をかしげました。

「すみませんが、真央さんという方がこちらで働かれているという記録はありませんが……」

その言葉が彼女の胸に突き刺さりました。彼女がこれまで積み上げてきたものが、すべて無かったかのように消え去っていたのです。

真央は急いでオフィスの上司に連絡を取ろうとしましたが、メールも電話も繋がりません。自分の存在が、まるで会社から完全に抹消されたかのように――それはただの不安ではなく、現実のものだったのです。

仕事を失い、築いてきたキャリアも消えてしまった。あれだけがむしゃらに努力して手に入れた人脈や成功、すべてが無かったことになっている――。

真央の心は混乱と絶望に満たされました。佑介との未来を取り戻した代わりに、彼女は「今」を完全に失ってしまったのです。

再び、アルカナ古書堂へ

絶望の淵に立たされた真央は、気づけば再びアルカナ古書堂の前に立っていました。真央は混乱の中、扉を押し開けました。店内に漂う古書の香りと静寂は、以前と変わらないものでしたが、彼女の心の中はかつての静けさを感じる余裕がありませんでした。

カウンターには、変わらず栞が座っていました。彼女は真央の顔を見ると、何も言わずに静かに本を閉じ、目を上げました。

「どうやら、今のあなたが大切にしていたものを失ったようですね」

真央は涙をこらえながら、震える声で問いかけました。

「どうして……私はただ、彼との関係を取り戻したかっただけなのに……」

栞は一瞬だけ目を閉じ、穏やかな声で語り始めました。

「何かを手に入れるためには、何かを差し出さなければなりません。あなたが過去を選んだ代わりに、今あなたが持っていた大切なもの――仕事での成功や人脈、すべてを失ったのです。それが運命の法則です」

真央はその言葉を聞きながら、心が締め付けられるのを感じました。過去に戻ることが幸せだと信じていました。しかし、それは今を犠牲にすることだったのです。彼との未来を取り戻したとしても、今までの自分を失ってまで、それが本当に望むものだったのか――。

真央はその言葉を噛み締めながら、心の中で何かが崩れる音を感じました。佑介との過去を取り戻すことが、彼女にとって救いになると思っていましたが、それは現在を失うことを意味していたのです。

「本当に、もう一度やり直す必要があったのか……?」

彼女は自分に問いかけました。佑介との別れが辛かったのは事実ですが、その痛みを乗り越えたからこそ、今の自分がありました。がむしゃらに働き、編集者としての成功を築いてきたのは、その過去の苦しみがあったからこそ――それを失うことが、自分の成長の糧だったのです。

栞は優しい眼差しで真央を見つめ、静かに言葉を続けました。

「過去を変えることが幸せとは限りません。時には、その経験を受け入れ、前に進むことが、あなたにとって最も大切なことかもしれません」

真央はその言葉に深く頷きました。そして、ようやく気づいたのです――過去に戻ることよりも、今の自分を受け入れ、未来を選ぶことが、真の幸せに繋がる道なのだと。

未来を歩む決意

「未来を選ぶことが、真の幸せへの道です」

栞の言葉が真央の心に響きました。過去を取り戻すことが全てではなく、今の自分を大切にして、これから歩む未来を選ぶことが最も重要なこと――真央はようやく、自分の答えを見つけたのです。

真央は静かに店を後にしました。過去にとらわれず、未来を選ぶという新たな決意を胸に、彼女は新しい一歩を踏み出します。

その後の真央

数ヶ月後、真央は新しい出版社でのキャリアを歩み始めていました。過去の後悔に縛られることなく、今を生きることを選んだ彼女は、以前よりも前向きに、そして強く未来へ向かって進んでいます。佑介との和解も一つの区切りとなり、彼女は今、自分の力で道を切り開いています。

そして、真央はもう「アルカナ古書堂」の扉を開けることはありませんでしたが、栞との出会いは、彼女の心の中でいつまでも生き続けていました。

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プロフィール

篠川栞

自己紹介

古い本と向き合う日々を送っています。古書はただの紙の束ではなく、そこに込められた思いや歴史が詰まっています。わたしにとって本は、時間や空間を超えて、誰かと繋がるための大切な存在なんです。

だけど、正直に言うと…本ばかりを見ているわけではありません。時には、人と向き合うことも苦手だし、過去に囚われていることもあります。でも、だからこそ、静かに本を読み、その背後にある物語や人々の思いに寄り添うことが、わたしにとっての安心感になっています。

もし、古書やその背後に隠された物語に興味があれば、ぜひ話しかけてみてください。あなたがまだ知らない物語が、きっとそこにありますから…。

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