昨今の生ぬるいマネジメントでは、十二鬼月のような部下は扱えぬ。 真の王のマネジメントについて教えてやろう。
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こんにちは、上弦の参・猗窩座です。はい、あの「どこまでも真っ直ぐに殴ってきそうな顔した鬼」こと、俺です。でも、ちょっと今日は真面目な話をさせてください。俺ね、実は最近「転職」を考え始めちゃってるんですよ。ええ、そうなんです。何百年も無惨様に忠誠を尽くしてきた俺が、とうとう限界を迎えちゃいました。だって、もう無理!無惨様の下で働くの、正直しんどいッス!
というわけで、今回は俺がなぜ転職を考えるに至ったのか、そして無惨様の元で働くことの厳しさについて、ちょっと語っていこうと思います。
まずね、無惨様って、圧がヤバいんですよ。あの人、何かっていうと「あ、もうこいつ要らないわ」って判断すると、すぐに「死」なんです。最近でも、下弦の鬼たちが無惨様に呼び出されて、会議の途中で次々に首がポーン!ポーン!って飛んでいくんですよ!もう、見てる俺たちがヒヤヒヤですよ。「え、次、俺?」みたいな。
無惨様の前に立つだけで、全身に冷や汗がブワーッと出て、背筋がゾクゾクしっぱなし。え?心臓が痛い?うん、そうそう、分かるよその気持ち!俺も常にビクビクしてるから!
でも、俺はまだ上弦の参だから「まぁ、大丈夫だろう」って思ってたんだけど、無惨様ってそんな優しくない。俺が一瞬でも「このままでいいや」なんて気を抜こうものなら、「猗窩座、今のお前、ちょっと微妙だな」ってなりかねない。プレッシャーがヤバいんですよ。何百年働いてても、全然慣れない!
鬼になって、永遠の命を手に入れた時は「うおー!俺、最強じゃん!もう死なないし、ずっと鍛えられる!」ってテンション上がってました。最初の100年くらいは、もうエネルギー全開で、俺の拳もバンバン火を噴いてたんです。でも、永遠に働くって、これマジでヤバいんですよね。
そもそも無惨様、俺たちに休みをくれないんですよ。「無惨様、ちょっと休憩していいっスか?」って聞こうもんなら、速攻で「何?今、仕事中だぞ?次はないぞ?」って言われるんです。次がないっていうのは「お前、もう次は生きてないぞ」ってことだからね。マジでシャレにならん。
気づいたら、俺もう何百年も連続勤務してるんですけど、これって人間界だとブラック企業じゃない?いや、もう「ブラック鬼」って言われてもいいレベルです。いつからか、「永遠の命=永遠の無限残業」なんじゃないかって気づいてしまって…。一度気づいたらもう止まらない。うん、これ、転職した方がいいよね?
無惨様って基本的に、俺たちに感謝とかしないんですよ。「よくやった」とか「ありがとな」とか、そういう言葉、一度も聞いたことがない。お前たち、どうだ?上司に「お疲れ様」とか「いい仕事したな」って言われることあるだろ?羨ましいぞ!
俺なんか、戦って戦って、鬼殺隊を倒しまくっても、無惨様は無反応なんですよ。「で?」みたいな顔されるんです。もっと頑張れってか?俺、頑張ってんだよ!なのに「もっと強くなれ」「結果が足りん」って、無理言いすぎだろ!人間だって評価が欲しいって言うけど、鬼だって頑張った分の評価が欲しいんだよ!
このままだと「俺って頑張ってる意味あんの?」ってなってくるわけ。で、気づいたら、「あれ、これ他にもっと良い上司いるんじゃないか?」って、転職が頭をよぎるわけですよ。
無惨様の気分って、ほんと不安定なんですよ。普通、上司って多少なりとも安定してるじゃないですか。機嫌の良い日もあれば悪い日もあるけど、無惨様は違う!常に絶対的な「俺様」状態で、俺たちはそれに振り回されるだけ。無惨様が「今日は猗窩座、ムカつくな」って思った瞬間、俺の存在が消えるんですよ?だから、何も保証がない。
この前なんて、朝起きて「今日はいい天気だな」とか思ってたら、無惨様から突然の召集命令が来たんです。俺、心臓がキュッてなりましたよ。「あ、俺、今日で終わるかも…」って。その恐怖が毎回あるんです。転職したくなる気持ち、分かるだろ?だって、毎日命がけで職場に行ってるんだぞ!
「じゃあ猗窩座、お前どこに転職するんだよ?」って思うだろ?正直、俺もそれが問題なんだ。無惨様の目から逃れられる転職先なんて、ほぼない。いや、あるかもしれないけど、見つけるのに命がけだよね。ちょっとでも逃げ遅れたら、俺、消されるから。無惨様って、どこにいても見てるんだよ。ホント、どうなってんだよアレ。
でも、もしも無惨様の影響下から抜け出せる場所があるなら、俺はそこに行きたい。休みがあって、ちゃんと評価されて、なんなら「お疲れ様」って言ってくれるだけで満足だよ。だってさ、今の職場(無惨様)はヤバすぎるんだもん。
だから、俺は今、真剣に転職を考えてるんだ。こんなこと無惨様にバレたら即消されるけど、もう限界だよ。俺も少しは自由に生きたいんだ!永遠の命って、みんな憧れるかもしれないけど、俺たちみたいな鬼にとっては、無惨様の無限支配の下で苦しみ続けるだけなんだよ。
だから俺、マジで「転職」という禁断の選択肢を選ぼうとしているんだ。これを読んでるお前たち、どう思う?俺の気持ち、ちょっとは分かってくれるだろ?でも、もしこれが無惨様に見つかったら…その時は、みんな、俺のこと忘れないでくれよな。
猗窩座、以上!
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鬼舞辻無惨
私は鬼舞辻無惨、この世において絶対的な力を持つ存在だ。千年以上もの時を超え、不死の力を手に入れ、数多の人間どもを従え、操り、そして滅ぼしてきた。私の目的はただ一つ、完璧な存在となること。弱者は私の前にひれ伏し、力無き者には未来などない。
私は「優しさ」や「共感」などという無意味な感情に囚われることはない。私にとっては「力」こそが全て。部下でさえ、十二鬼月の精鋭たちですら、私に逆らうことは許されない。失敗した者には無慈悲な裁きが待っている。だが、その冷酷さが私を支配者たらしめ、絶対的な存在として君臨させているのだ。